気遣いや心掛けが大切

やりがいを感じる瞬間といえば入所者が心を開いてくれたときである。だが介護を受ける人にとって、現状についての悩みや不満があることは容易に想像できることだ。元来は、ホームヘルパーなどの手を借りたくない人も、家族に迷惑をかけまいとしてホームヘルパーに面倒をみてもらっているというケースも多い。

トイレや食事、着替えにお風呂などの介助をするのがホームヘルパーの仕事だが、時にはそれ以外のことでも、入所者に依頼されることがある。軟膏クリームを塗って欲しいという依頼や瓶の蓋をあけて欲しいなどの些細なことでもホームヘルパーの助けを求めてくるケースも多い。そんなリクエストや求めに可能な限りに応えるのがホームヘルパーやケアマネージャーなどの介護スタッフの役目だ。
仕事内容の詳細:ホームヘルパーになりたい!

だが中には一向にコミュニケーションをとりたがらない入所者もいる。弱音や本音を打ち明けないというのも、本人の性格によるところが多いのかもしれないが、介護スタッフとしてみればなんとなく寂しさを感じることにもなるのではないだろうか。
しかしながら、そんな事態を打開するのも介護に携わるスタッフ次第だ。入所者に対して自らが積極的にアプローチしていくことが必要といえるだろう。確かに、本人のプライバシーにも配慮することを忘れてはいけないが、過度になり過ぎることもない。介護サービスを提供する側の細やかな気遣いや心掛けが、介護の現場の雰囲気を良くしていくのだ。